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初めてのコンタクトレンズの買い方と流れ

初めてのコンタクトレンズ

毎年、3月や4月は初めてコンタクトレンズをしようと思う方が多い月です。特に新中高生は多いです。比較的、高校生から初める方が多い印象です。私も様々な現場でコンタクト初めての方と接してきましたけど、やっぱり緊張しますよね。中には眼科で気分が悪くなる方も時折いらっしゃいます。それでも、眼鏡が嫌で、コンタクトしたいっていう熱い思いを持ってこられる中高生は多かったです。

ここでは、初めてコンタクトレンズを買うには、どんな流れで購入するのか、を詳しくご説明します。コンタクトレンズ専門店のサイトにも、案内は載ってはいるものの、わりと大まかな流れしか書いていないので、私が20年以上、様々な店舗で経験してきた流れをより詳しく解説していきます。

まずは、営業時間とコンタクト受付時間を確認しよう

おそらく、初めてコンタクトレンズをされる方の6~7割は、アイシティなどの専門店で購入することが多いでしょう。アイシティをはじめ、メニコンのMiru、中央コンタクト、ハートアップなどです。

こうした専門店では、眼科が隣接していることが多いので、眼科検査も同時にできます。ただ、まれに販売店だけしかないところもあるので、事前に眼科が隣接しているかどうかサイトで確認しておきましょう。

また、よく勘違いされることが多いのが、営業時間はコンタクト受付時間ではないということ。どういうことかというと、営業時間は文字通り、店舗の営業時間なのですが、その営業時間と併記されているのが「コンタクト受付時間」。この「コンタクト受付時間」というのは、言い換えれば「隣接眼科の受付時間」に当たることが多いです。

例えば、こんな感じ。

これは某コンタクトレンズ店のサイト内を抜粋したものですが、営業時間とコンタクト受付時間が異なっています。コンタクトレンズを購入したい場合は、このコンタクト受付時間内に行かないと検査が受けられないので購入ができないのです。ただし、事前に処方箋を用意しており、購入だけしたいという方は、営業時間内で問題ありません。

また、コンタクト受付時間の内容もよく読む必要があります。上の※では初めての方は受付終了30分前までに受付すること、下の※では、毎週木曜日の注意事項の記載があります。特に下の※での解釈にとまどう方もいると思うのですが、これは、「毎週木曜日は眼科が休診日なので検査ができません。」ということを示唆しています。つまり、【毎週木曜日以外で、コンタクト受付時間内で、かつ初めての人なら受付終了30分前までに来てね】という意味なのです。年中無休とも書いてあるので、余計に混乱しますよね。

わかりにくいですよね・・・。なぜこんなわかりにくい表現をするのかというと、販売店と隣接眼科は別組織であるからなんです。これを医販分離と言います。この基本ルールが存在するため、このような、わかりにくい表現を用いていることが多いです。販売店によっては、思いっきり眼科受付時間って書いている店舗もありますが、販売店側では、眼科のことを記載しないほうが望ましいのです。

ここを見逃してしまうと、店舗で「今日は眼科が休診日で検査ができないので、大変申し訳ございませんが、初めての方はご販売できません。」と断られてしまい、後日出直しってことになります。実際、私自身がこう言ってお断りしておりました。

あと、比較的多いのが、グーグルマップでの店舗情報を信じて来たら休みだったっていうのもあります。これは、店舗側での情報修正が滞ってしまっていて、古い情報が載っていることが原因だったりします。大手のコンタクトレンズ専門店では、グーグルマップでの情報更新はそれほど頻回に行っていない印象です。グーグルマップでの店舗情報はあまり信用せず、店舗のサイトで直接確認することをおすすめします。

まれにですが、隣接眼科が臨時休診になることもありますので、心配な方は、電話で確認して出向いたほうがよいでしょう。

眼科へ先に行くの?店舗へ先に行くの?

行きたい店舗の営業時間とコンタクトレンズ受付時間が確認出来たら、健康保険証やマイナンバーカードを持って出発です。もちろん、お金も必要です。特に現金も念のため1万円くらいは用意しておいてください。現金を用意しておく理由は、眼科の診察代金は現金のみのところが大半だからです。店舗では、クレジットや電子マネー決済ができるところが多い(プライスコンタクトは現金のみなのでご注意ください)です。

ここで、ちょっと迷います。「眼科へ先に行くの?店舗へ先に行くの?」って思いますよね。実は販売店によって、スタイルが違います。ただ、あらかじめ、そんなことわからないので、まずは店舗に行くでOKです。もし、眼科から行く流れであれば、店舗で「まずは眼科様の方で検査を受けてからお越しください。」と言われます。なので、まずは店舗に行って指示を仰げばよいのです。

店舗からであれば、そこでまずレンズ説明を受けることが多いです。ある程度レンズ選択をしてから眼科へのご紹介する流れが一般的です。ただ、店舗ではせず、眼科内でレンズ説明をするところもあります。まだ、本人の眼のデータや状態を確認していないので、どんなレンズが合うのかはわかりません。乱視があるのか無いのかとか、眼科で検査しないとはっきりしないので、店舗でのレンズ選択は仮決定みたいなものです。本決定は、眼科内で先生の診察のもとでされます。

コンタクトレンズ処方箋の発行

眼科では、次のような流れとなります。

  1. 問診(使用目的、目の状態の確認)
  2. 検査機器で眼のデータを測定
  3. 矯正視力
  4. コンタクトレンズの試着・フィッティング
  5. 度数決定
  6. 医師の診察
  7. レンズの装脱練習
  8. 会計・処方箋の発行

これらの順番は多少入れ替わります。概ねこの流れです。本人にとってメインイベントは、コンタクトレンズの装脱練習です。これができないと処方箋が発行されないこともあります。この装脱練習に要する時間があるので、先ほどのコンタクト受付時間では、「初めての方は30分前に受付をしてください」という注意書きがあるのです。この練習時間は個人差が大きいです。早い人だと、ものの10分程度、困難な人だと1時間以上かかることも珍しくはありません。日を改めて再度、練習だけに来院する方もいるほどです。決して恥ずかしいことではありませんので心配しないでください。

この装脱練習が終了すれば、処方箋が発行され再度店舗へ向かうことになります。ただ、処方箋を発行しないという眼科もあります。隣接の販売店で購入しないなら発行しない、というお堅い眼科もあります。これについては、眼科によって様々です。処方箋に掲載されている有効期限も眼科によって違います。3ヶ月というところもあれば、1年というところもあり、1ヶ月で1回限り有効とか、場合によっては購入箱数を指定しているところもあります。本当に様々です。

販売店で決定したレンズを購入

処方箋の準備ができたら、あとはコンタクトレンズを買うだけです。店舗に戻って、店員さんから、箱数はどれくらいにするか、どんな付属品が必要か、など説明してくれます。ここで購入する側がもっとも気になるのは費用ですよね。もしくは、初めての場合はどれくらいの量を買ったらいいんだろう。って思いますよね。

私のおすすめは、ワンデーでも2Wでも、初回は3か月分が理想。

初めてコンタクトを購入する場合、専門店では最初が一番お得な割引率になっていることが多いです。その最大割引は3ヶ月分までとなっていることが多いように思います。3か月分までは50%とか、40%とか、半年分購入する場合には、3か月分は50%だけど、残りの3か月分は30%だとか、割引率が下がる傾向があります。なので、割引率の高い3か月分から初めるのがお得かと思います。

また、最近のサブスクブームで、定期便をすすめてくる専門店も多いですが、個人的な意見を言わせていただくと、買ったレンズで大丈夫そうだったら、次来た時に検討すればいい、って思います。会社によってこの定期便のシステムは違います。定期便申し込みは店頭のみの店舗であったり、アプリ上で申し込める店舗であったりと、会社によって違いがあるようです。一般的には、2回目の購入をするときには、通常の割引率よりも、定期便の割引率の方が高くなっているところが多いようなので、使うレンズを気に入っているようなら定期便へ申し込む方がコストを削減できます。

まとめ

初めてコンタクトレンズを購入するときの流れを解説してきました。あくまで、私がこれまで経験してきた流れですので、お店によって違ったりします。そのあたりはご了承ください。

流れのまとめ

  • まずは、営業時間、コンタクト受付時間を希望店舗サイトで確認する
  • 最初は店舗の方へ立ち寄る
  • 眼科で検査・装脱練習をする
  • 処方箋を店舗に持ち帰る
  • レンズ購入する

初めての方は、時間的な余裕を持って行きましょう。概ね1時間半から2時間くらいはかかると思ってもらった方がよいです。飛び込んできてすぐ購入できると思っている方がまれにいらっしゃいます。できればそうしたいのですが、こればっかりは希望にお答えできないのでごめんなさいです。

以上、参考になれば幸いです。

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