シードが酸素透過性ハード用タンパク除去液を発売するようです。
シードといえば、最近はアイコフレとかジル・スチュアートとか、カラコンに力を入れています。今回、ハード用タンパク除去液を発売ってことで、なぜ?と思ってしまいましたが、この商品の名前を見ると「コレクトクリーン」って名前です。「はは~ん。そういうことね。」ひとり納得してしまいました。
この「コレクトクリーン」は、シードが展開している「ブレスオーコレクト」っていう近視抑制レンズ(オルソケラトロジー)へのケア用品だったのですね。寝る前にレンズを装着して、朝起きたら外すっていう使い方をします。そのため、レンズのはりつき予防が大切で、通常よりもレンズメンテナンスが必要なんですね。はりつき原因となりうるタンパクは強力に除去する必要があるのです。
メニコンのプロージェントを使えば?
「メニコンのプロージェントを使えば?」これを瞬時に思い浮かべた方は、かなり詳しい方か、もしくは業界人ですね。そのとおり、メニコンのプロージェントもこの「コレクトクリーン」と同じくハード用のタンパク除去剤です。ただ、プロージェントには適合レンズがあるんですね。
かつては、「ブレスオーコレクト」に使用されている素材で認可が下りてたんですが、いつのまにか非認可になりました。背景は明確ではないのですが、認可中にブレスオー素材のハードを使っているユーザーから「しみる」などの苦情がいくつか発生したため非認可に変更したっていう話を聞いたことがあります。
確かに、ブレスオー素材は、たしか0.8%くらい水分を含んでいたと思いますので、それがひょっとすると原因になっているのかもしれませんね・・・あくまで予想ですが。今回の「コレクトクリーン」はブレスオー素材でも使用できるタンパク除去剤として開発したのでしょう。
プロージェントと何が違うの?
プロージェントの主成分は、次亜塩素酸ナトリウムと臭化カリウム。コレクトクリーンの主成分は、次亜塩素酸ナトリウムと臭化カリウム。
ん?
同じですね。
成分の比率がわからないのですが、ブレスオー素材にも適合するように配分を変えているのかもしれません。プロージェント同様、コレクトクリーンも適合レンズがあるので、それを確認してから購入しないといけません。シードのHPにコレクトクリーンの適合レンズは未だ掲載されていないのでわかりませんが、通常シードのハードレンズはすべて使えるんじゃないかと思います。使えなかったら、自らの首を絞めることになるでしょうね。大丈夫だと思いますが・・・
コレクトクリーンはプロージェントと非常に類似した商品ってことだけは確かですね。シードのHPに掲載されるようであれば、こちらにも追って掲載します。
以上、新製品ニュースでした。
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