コンタクトレンズの需要は大人だけではありません。
近年では、小学校高学年から中学生にかけて視力が低下する子どもたちが増え、
コンタクトを使いたいという声も高まっています。
株式会社メニコンが実施した最新の調査から、
子どもたちとその親の“コンタクトデビュー”にまつわるリアルな声が明らかになりました。
子どもの6割以上が「コンタクトを使いたい」と回答
メニコンの調査によると、視力が0.9以下の小中学生のうち、
6割以上の子どもがコンタクトレンズを使用したいと回答しました。
使用したい理由は「スポーツ」と「おしゃれ」
子どもたちがコンタクトを使いたいと思った理由で最も多かったのは、
「スポーツ時にメガネが邪魔」という回答(48.2%)。
学校の体育や部活など、メガネでは不便を感じる場面が多いようです。
次いで「おしゃれができるから」(42.0%)という声も多く、
見た目を気にする思春期の心理もうかがえました。
でも…親に相談する子どもはわずか3割
子どもの多くがコンタクトに興味を持っている一方で、
実際に親に相談したことがある子どもは約3割にとどまっています。
「おしゃれ」や「見た目」の話題はしにくい?
親に相談しにくい理由の一つに、メガネや服などのファッションに関することは、
「恥ずかしい」「言い出しにくい」という心理があるのかもしれません。
ゲームや本などについては気軽に相談できても、
見た目に関わることになると口に出しにくい、という子も多いようです。
そんな時は、親の方から「コンタクトに興味ある?」と声をかけてあげるのも良いかもしれません。
親の96%がコンタクトデビューに「不安あり」
子どもがコンタクトを使うことに対し、96%の親が何らかの不安を感じているという結果が出ました。
主な不安は「目のトラブル」と「装着できるか」
・目の病気やトラブルにならないか(55.3%)
・一人で装着できるか(49.1%)
・正しくケアできるか(41.7%)
目に直接触れるコンタクトレンズだからこそ、親としては慎重になりますよね。
コンタクト選びで大切にしたい「品質」と「価格」
親が子どものコンタクトレンズ選びで最も重視しているのは、「品質」(61.2%)でした。
やはり「安全でトラブルが少ないものを使わせたい」という親心が表れています。
2番目に重視されているのは「価格」(45.4%)。
月々のコンタクト関連費用(レンズ代+ケア用品など)については、
7割以上の家庭が「5,000円未満」を希望しているという結果になりました。
安心のコンタクトデビューを支える「眼科」と「専門店」
子どものコンタクトについて誰に相談するかを親に尋ねたところ、
1位は「眼科医」(65.3%)、
2位は「パートナー(夫・妻)」(60.2%)
という結果に。
信頼できる情報源としては、
眼科(89.0%)
コンタクト販売店(40.1%)
メーカーの公式サイト(23.7%)
といった専門家や専門機関の信頼性が高いことが分かりました。
まとめ|子どもと一緒に“目”の未来を考えるきっかけに
今回の調査を通して分かったのは、子どもは想像以上にコンタクトに興味を持っているということ。
でも、なかなか自分から相談できない子も多いようです。
親としては不安もあるけれど、
「どうして使いたいのか?」「どんな時に困っているのか?」を聞いてみることで、
子どもと一緒に視力やアイケアについて考える良いきっかけになるかもしれません。
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