乱視用のソフトレンズをお使いの方で、
「時間がたってくるとだんだん見えづらくなる」っていう訴えがあります。
この原因はいくつかありますが、
真っ先に思い浮かぶのは【乾燥】です。
お使いの方であればわかると思うのですが、
乱視用のレンズは、ある一定の方向に安定しないと、
乱視矯正が不十分になってしまう傾向があります。
レンズが乾燥すると、レンズが本来の位置からずれてしまい見えにくくなります。
これを『軸ずれ』っていう表現を用いたりします。
この『軸ずれ』を起こしてしまうと、どんなに優れたレンズを使っていても、
視力は出にくくなります。
乱視用レンズにおいては、
この軸の安定が必須なのですね。
ですので、乾燥などで軸ずれが起きないよう、
コンタクト用の目薬などを差して、レンズの動きをスムースに保っていく必要があります。
特にお昼以降は、涙液量もだんだんと減少していく傾向にありますので、
乾燥対策をとっていた方がよいでしょう。
また、これとは全く違った理由で『軸ずれ』を起こす場合があります。
そんなに頻度は多くないかもしれませんが、
こんな姿勢をしますと『軸ずれ』しやすくなります。
↓↓↓
乱視用レンズは、軸を安定させるために、レンズデザインを工夫しています。
レンズに厚みのあるところと薄いところを持たせて、
厚みがあるところは重量があるため、時計でいう6時の方向に安定することになります。
薄いところは反対の12時方向に位置します。
上の姿勢をとると、
本来6時方向に安定するところが、4時か5時くらいの位置に安定することとなります。
ゆっくりと軸ずれを起こしますから、
だんだんと見えにくくなるという状況になりやすいです。
起る頻度は低いですけどね^^
以上、参考になれば幸いです。
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