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アイシティ限定のホヤワンっていうワンデー調べてみた。

コンタクトレンズ比較

アイシティのPB(プライベートブランド)ってことでいいんだと思いますが、メディアで目立っていたのでちょっと調べてみました。PBなんでアイシティでしか買えないコンタクトレンズですね。

アイシティPBのホヤワンってどんなレンズ?

どうやら、3種類あるみたいですよ。

  • ホヤワンコンフォート
  • ホヤワンプレミアム
  • ホヤワントレジャード 
  • ホヤワンルミナス ← 追加(2024/2)新製品

先行で、ホヤワンコンフォート、ホヤワンプレミアムと2つのレンズが発売されていたようですが、この度、ホヤワントレジャードっていう新製品が追加発売されたようです。横浜流星さんをキャラクター採用したようですので力入ってますよ!ひとつずつ解説していきますね。

ホヤワンコンフォートの性能や特長

「天然保湿成分で ずっとうるおう、国産ワンデー」っていう売り文句です。業界の方は、国産ワンデーって聞いたらピンときます。そう、シード社のワンデーピュアUPというレンズと酷似しています。実際に調べてみますと、製造元はシードのようです。ワンデーピュアUPのOEM商品でしょうね。

参考までに、シードワンデーピュアUPのスペック掲載しておきます。(アイシティのHPにはスペック表示がなかったので・・・)

SCL分類グループⅣ(イオン性高含水レンズ)
Dk値30
Dk/L値42.9
度数+8.00D~+5.50D (0.50Dステップ)、
+5.00D~+0.50D (0.25Dステップ)、±0.00D
-0.50D~-6.00D (0.25Dステップ)
-6.50D~-16.00D (0.50Dステップ)96枚パックは、-0.50D~-6.00D(0.25Dステップ)、-6.50D~-10.00D(0.50Dステップ)となります。
含水率58%中心厚0.07mm
ベースカーブ8.80mm直径14.2mm
包装1箱32枚入レンズカラーブルー
シード公式サイトより抜粋

度数については、この範囲と異なる可能性がありますので、ご注意ください。

>>> こちら同等品の「WAVEワンデーユープラス」【PR】

ホヤワンプレミアムの性能や特長

「酸素も、うるおいも、やさしさも 上質感に満ちたワンデー」という売り文句です。これだけでは、どこ出身のレンズかわからないのですが、いろいろ確認してみると、ありましたよ、有力なキーワードが。それが『スマートシリコーン』。この文言を使用しているのは、クーパービジョンのマイデイです。ということで、深堀してみますとやはりマイデイと酷似していますので、こちらはマイデイのOEM商品だと思われます。

参考までに、マイデイのスペックを掲載しておきます。

含水率 54%

ベースカーブ 8.4mm / 8.7mm

直径 14.2mm

球面度数

BC8.4mm
+6.00D ~ +5.50D(0.50Dステップ)
+5.00D ~ +0.25D(0.25Dステップ)
‒0.25D ~ ‒6.00D(0.25Dステップ)
‒6.50D ~ ‒12.00D(0.50Dステップ)


BC8.7mm
‒0.25D ~ ‒6.00D(0.25Dステップ)
‒6.50D ~ ‒12.00D(0.50Dステップ)

中心厚 0.08mm(-3.00D)

酸素透過係数 (DK値)
×10-11(cm2/sec)・(mLO2/(mL × mmHg))

80

酸素透過率 (DK/t値)
×10-9(cm/sec)・(mLO2/(mL × mmHg))

100

紫外線吸収率 UVA85%、UVB96%

クーパービジョン公式サイトより一部抜粋

こちらも度数範囲とか、またはレンズのカーブとかはOEM商品ですので違っている可能性ありますのでご注意ください。

>>> こちら同等品の「クーパービジョン マイデイ」【PR】

ホヤワントレジャードの性能や特長

こちらは新製品です。アイシティの母体であるHOYA社のオリジナルレンズなので、アイシティでしか購入できません。今のところ。既出のレンズであればいろいろと情報が手に入るのですが、完全なる新製品となると、なかなか情報がありません。が、頑張って探しましたよ。海外の情報とかも集めましたので、わかった範囲で解説していきます。

まずは、HOYA社のサイトを見ると・・・ありました、ホヤワントレジャード。アイシティ以外での販売も視野に入れているんですかね?添付文書を確認しますと、製造業者がHOYAでしたのでHOYAオリジナル確定ですね。タイランドって書いてまして、タイ工場で製造しているみたいです。

では、レンズスペックです。

レンズカラーブルー
使用時間終日装用 1日使い捨て
視力補正近視、遠視の補正
製法キャストモールド製法
材質sorafilcon A
Dk値 ※4112Dk/L ※5
(0.09mm)
124 @-3.00D
レンズの刻印なし表面処理なし
CT
(@-3.00D)
0.09mmレンズ径(DIA)14.2mm
製作範囲[ BC ] 9.00mm 度数 -0.50~-6.00D(0.25Dピッチ)    -6.50~-12.00D(0.50Dピッチ)

※4 単位 : ×10-11(cm2/sec)・(mLO2/(mL×mmHg))

※5 単位 : ×10-9(cm/sec)・(mLO2/(mL×mmHg))

HOYA社サイトより一部抜粋

酸素透過性能は、ホヤワンシリーズの中で最も高いですね。この数値に近いレンズとしては、ジョンソンアンドジョンソン(JJ)のワンデーアキュビューオアシスがあります。酸素透過性はトップクラスのレンズと言えます。レンズのカーブは【9.00】が採用されています。これは結構珍しいですよ。このカーブを採用しているメーカーはさっきのJJくらいしかありません。ということで対抗馬的なレンズとして導入したのかもしれませんね。

>>> こちら『BC900』で同じ「J&J ワンデーアキュビューオアシス」【PR】

レンズの評価としては、まだ情報が少なすぎてわからないのですが、掲載されているスペック以外でわりと重要な基準で「Mpa」というのがあります。これは「レンズの柔軟性」を表します。この数字が、大きくなるとレンズは硬くなります。トレジャードはsorafilconAという素材を採用していますが、海外で同じ素材が使われているレンズを探してみたところ、この素材のMpaは0.79と記載されていました。前述のホヤワンプレミアム(マイデイ)のMpaが0.4ですので、それよりも素材としては硬いことになります。ただ、ワンデーアキュビューオアシスのMpaが0.72でして、それほど大差はありません。レンズのカーブとの相性などもありますので、一概に硬めの素材だからといって着け心地が悪くなるとは言い切れないのです。着けてみないと分からないってことですね。

ホヤワントレジャード。横浜流星さん採用でHOYA社としては肝いりのレンズですので、これからプロモーションが多くなりそうです。個人的な意見を言わせていただくと、素材がやや硬めでカーブが比較的ゆるいので、このレンズが合う方ってちょっと限定されてくるような感じがします。目のカーブが小さめの方には合いにくそうな印象です(あくまで個人的な意見ですけど・・・)

追加:ホヤワンルミナスが新発売!(2024/2?)

ホヤワンに新製品が追加されたみたいです。その名も、「ホヤワンルミナス」。シリコーンハイドロゲルレンズのようです。HOYAの製品ページにいってみますと、

レンズカラーブルー
使用時間終日装用 1日使い捨て
視力補正近視、遠視の補正
製法キャストモールド製法
材質sorafilcon A
Dk値 ※4112Dk/L ※5
(0.07mm)
160 @-3.00D
レンズの刻印なし表面処理なし
CT
(@-3.00D)
0.07mmレンズ径(DIA)14.2mm
製作範囲[ BC ] 8.80mm 度数 -0.50~-6.00D(0.25Dピッチ)    -6.50~-12.00D(0.50Dピッチ)

※4 単位 : ×10-11(cm2/sec)・(mLO2/(mL×mmHg))

※5 単位 : ×10-9(cm/sec)・(mLO2/(mL×mmHg))

HOYAサイトより一部抜粋

こんなスペックになっていまして、酸素透過率はシリーズ中もっとも高いようです。そして、素材がホヤワントレジャードと同じようですので、トレジャードの亜種って感じですね。厚みを薄くすることでトレジャードよりも酸素透過率が上がっています。こうなりますと、トレジャードの立場がなくなってしまいますから、将来的にはルミナスへ一本化されるんでしょうね。それと、地味にBCも9.00から8.80へと変更されています。このやや硬めの素材でBCが緩いと、人によっては異物感がでやすくなるので、そのあたりを改善したのかもしれません。勝手な予想ですけど。

アイシティは怒涛のPBラッシュですね。コンタクト業界でのユニクロとか、JINSとかを目指しているんでしょうか?値上げとかが続いているのでPBにすることでハイスペックなレンズを割安に提供してくれるとユーザーは嬉しいんですけどね。次は遠近のPBとか出すのかな??

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