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メニコンからオルソケラトロジーレンズ発売。

ハードコンタクトレンズ

メニコンからオルソケラトロジーレンズ(オルソK)が発売されました。国内最大手のメニコンが発売するという事で市場の活性化が期待されているようですね。

ただ、このレンズ。メニコン独自開発のレンズではありません。アルファコーポレーションという国内企業が開発元になります。何年か前にメニコンに完全子会社化されていますのでグループ企業ってことになります。

結構以前からこのレンズは存在していまして、日本での認知度は低いですが、海外でも発売されているレンズですので実績はあります。

オルソケラトロジーって認可されているの?

この近視矯正方法は、私の記憶では20年以上前からありまして、ここ最近出てきたポッと出の流行りものではありません。ずっと議論されてきたものです。

中国では、オルソK症例が多くあるようですが、若年層への効果が高いものの、角膜潰瘍などの重篤な障害報告もあって、日本では、ガイドラインを設けて、基本20歳以上を対象とするなど、慎重な取り扱いをしていました。

ただ、近年この年齢制限がなくなったようで、小学生でもオルソKをためすことができるようになりました。 国内外の研究で未成年への安全性・有効性が確認されたようです。 子供の時がもっとも効果が期待できますので、この制限解除により、今後需要が増えていきそうですね。

そもそもオルソケラトロジーって何?

通常、コンタクトレンズは昼に着けて、夜に外します。ところが、オルソKは夜に着けて、朝外します。まるで逆の使い方をするレンズとなります。

仕組みとしては、使い捨てレンズでお馴染みのソフトレンズではなく、ベテランユーザーが多い、ハードレンズを利用します。といっても、一般的なハードレンズではなく、オルソK専用の特殊なレンズを利用します。

そのオルソK専用レンズは、レンズ内面のデザインが通常とは異なり、角膜頂点を平坦化させるように設計されています。角膜の頂点部分を平坦化させることで(台形みたいな感じの角膜にする)屈折率を変化させて近視矯正をします。

寝ている間に角膜に型をつけるような感じです。起きたら、その型づいた角膜はちょうど近視が少なくなった状態となり、裸眼で過ごせるようになります。

こちらのHPが詳しいです ⇒ オルソためそ

レーシックと違って手術ではないので、オルソKを止めれば元に戻ります。すなわち、元の近視状態に戻すことが出来ます。これが大きな利点でもあります。手術は1回やってしまうと元に戻すことができませんが、オルソKはそれができます。いわば、リセットすることができるのです。

オルソKはどこで買うことができるの?

眼科専門医で、なおかつオルソKの技術を習得されている施設で買うことができます。買うといっても、治療の一環ですので、一回買っておしまいというわけではありません。適合不適合もありますし、メンテナンスも必要ですので、施設に何度か通う必要があります。

⇒ メニコンオルソK 取扱眼科紹介

⇒ ユニバーサルビュー ブレスオーコレクト取扱眼科紹介

近くに取扱眼科があるといいですね。

オルソケラトロジーって費用はいくら?

正直、施設によって費用は変わってきますが、概ね、

10万~20万 

の費用に収まるようです。

結構な幅がありますが、私がネットで検索した費用を載せておきますと、

首都圏某アイクリニック 19万

首都圏某眼科クリニック 26万

九州某眼科クリニック 12万

関西某眼科クリニック 15万

と、かなりバラバラでしたね・・・。首都圏だとちょっと高いんですかね?わからないですが、どっちにしてもしばらく通わないといけませんから、安くても遠いようでしたら交通費もかかりますし、トータルで考えないといけませんね。

以上、参考になれば幸いです。

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