オルソケラトロジーの話。

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近視矯正の手段って、

メガネやコンタクトレンズ以外の方法で考えてみますと、

レーシック手術とオルソケラトロジーが浮かびます。

レーシック手術については、

以前にまとめてありますので(コンタクトレンズとレーシック。

そちらを参考にして頂いて、

今回はオルソケラトロジーについてお話ししてみたいと思います。

オルソケラトロジーは、

「ナイトレンズ」という呼び方もされています。

こっちの方がイメージしやすいですね。

夜つけるレンズっていう意味が伝わりやすいです。

急に出てきた方法ではなくて、結構以前からあります。

思い返してみると、2000年くらいにはすでに話題になっていましたね。

当時は海外製のオルソケラトロジーレンズしかなくて、

価格もずいぶん高かったように思います。

20万くらいはしていたような記憶があります。

昔ほど費用はかからないかと思いますが、

通常のコンタクトレンズよりも高いのは間違いないですね。

最近では国内メーカーの参入もあって信頼性もあがっているようです。

オルソケラトロジーレンズの使い方

オルソケラトロジーレンズの使い方をざっくりご説明します。

夜寝る前に専用のオルソケラトロジーレンズ(ハードレンズです)を装用します。

寝ている間、ずっと角膜上にレンズが乗っている状態です。

朝起きたら外します。これで、おしまい。

いたって簡単です。

お手入れは通常のハードレンズと同じです。

ハードレンズ大国の日本としては、

もっと力を入れてもいい分野のなのかもしれませんが、

レーシック手術に押され気味なのか、

いまひとつ盛り上がりませんね・・・。

オルソケラトロジーを扱えるところは限られています。

最近では、レーシック手術で有名な施設もオルソケラトロジーレンズを

取り扱っているところが多くなっています。

レーシック同様に適性検査みたいなものがあると思いますので、

興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか?

レーシック同様、施設によって価格差があるようです。

オルソケラトロジーのメリット、デメリット

オルソケラトロジーのメリットとデメリットについてです。

メリットとしては、

・手術ではないので、止めれば元に戻る(可逆性)

・近視抑制効果が期待できる

デメリットとしては、

・適応できる近視の範囲が狭い

・就寝時のレンズ装用を継続的に行わなければならない

スパッと解決するレーシックと違って、

オルソケラトロジーは継続的な治療が必要なため、

ちょっと面倒くさいかもしれません。

でも、手術ではないので、

レンズの使用をやめれば、元の眼の状態に戻ります。

リセット可能ってところが安心できます。

オルソケラトロジーガイドライン

オルソケラトロジーにはガイドラインというのが存在します。

日本コンタクトレンズ学会が掲げているガイドラインを見ますと、

対象年齢は20歳以上。

近視度数がー1.00Dからー4.00D、乱視度数はー1.50D以下。

という基準があるようです。

思ったよりも対象年齢が高いですね。

もっと若年層の方に効果があるように思われますが、

基準というからにはちょっと厳しいくらいがいいのでしょう。

一方、世界を見てみますと、

オルソケラトロジーは1960年代から研究されていて、

最近の研究結果によると、

30%~50%もの近視進行を抑制する効果があったと報告されています。

その対象となった年齢は7~12歳で、

若年層の方がその効果は高いと結論付けられています。

若年層へのオルソケラトロジーをもっと普及させてもいいように思いますが、

そう簡単な技術ではないようです。

私の記憶では、若年層へのオルソレンズ処方を積極的に行っていた中国?香港?

において角膜潰瘍などの重篤な角膜障害が頻発していたようです。

こうした背景もあって、万が一、障害が発生した場合に将来への影響も考えられるため、

日本では自己判断ができる20歳以上をガイドラインとしたのではないかと思われます。

慎重な判断をしなければならないということですね。

ただ、臨床データも蓄積され、

国内メーカーもオルソレンズに参入してきましたので、

昔と比べて安全性も高まってきていると思われます。

(こちら参考までに ⇒ 東レ オルソケラトロジー

安全性がさらに確認されれば、

もっと若年層への処方も多くなってくるのではないかと思います。

まだまだ伸びしろのある分野だと思います。

老眼とオルソケラトロジー

この先、高齢者が増えてくることを考えると、

老眼をターゲットとした矯正方法がいろいろと出てくるのではないかと思います。

オルソケラトロジーは近視を抑制する方法ですので、

老眼を抑制する効果は期待できません。

ただ、使い方によっては利用できる可能性があります。

強度近視を軽度近視にすることが可能です。

-6.00Dの近視をー3.00Dの近視にできたら、

今まで17cmくらいのところでしかピントが合わなかった方が、

33cmくらいのところでピントが合うようになります。

これくらいになれば、

パソコン作業は裸眼でできますから楽です。

画面に張り付くようにして作業しなくてもよくなります。

ちょっと離れても見えるようになりますからね。

ただ、手先のようにもっと近くをみたい場合は不向きですけど・・・

さらに進化して、

近視を強くすることができるオルソレンズができるといいです。

近視抑制のオルソレンズは、簡単に言うと角膜の頂点を扁平化させて、

網膜上に焦点を近づける方法です。

その逆バージョンで、角膜の頂点をすこし盛り上げるように型付けできる

オルソレンズがあれば、網膜上から焦点を手前に持ってくることができます。

そうなれば近視が強くなります。

すなわち、今までよりも近くが見えやすい目となります。

-1.00Dの人がー3.00Dになる感じです。

遠視の方の度数を軽くすることも可能になりますね。

逆オルソとでもいいましょうか、

そんなレンズができあがると、もっと幅広く普及するように思えますが、

ダメですかね??このアイデア・・・

単なる妄想です。あまり気にしないでください。。。。

以上、参考になれば幸いです。

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