コンタクトレンズは、メーカーが違うと素材も変わり、レンズのコシなども変わってきます。ときどき「ふにゃふにゃしたレンズが苦手なの。」というユーザーさんに出会います。理由を聞くと、指にまとわりついて入れづらいので苦手っていう方が多いです。
眼の中で異物感とか、そういうことではなくて、眼に入れる前の段階での話ってことが多いです。一旦眼に入ると問題なく使えるという方が大半でした。最近は、こういった訴えはやや少なくなってきているように思いますが、これはシリコーンハイドロゲル素材のレンズが増えてきているからだと思います。シリコーン系のレンズは素材的にコシがしっかりしているので指にまとわりつくことが少ないのでしょう。
私の経験では、ワンデーアキュビューをお使いの方は、こうしたお悩みをもつことが多い印象でした。レンズ度数によっても、レンズのコシっていうのは変わります。低度数の方は、どうしても全体的なレンズ厚みが薄くなりますので、指にまとわりつくような状況になりがちです。そうなると、レンズの種類が変わっても入れにくさは解消しないかもしれません。
もし、今お使いのレンズが入れにくくて困っているけど、つけごこちは問題ないし、調子も良いので、このまま使っていきたいと思っているのあれば、ご自身の装用方法を今一度点検してみてもいいかもしれません。
コンタクトを装用しやすくするポイントとは?
具体的には、
・レンズをのせる指先が濡れすぎていないか?
指が濡れすぎているとそれだけでレンズが指から離れにくくなります。なので、指先は乾かして、レンズだけが濡れている状態を作っていただくと入れやすくなります。
・レンズをのせる時の位置が指の腹よりになってないか?
指の腹へまともにレンズをのせている場合は、レンズの接触面積が大きくなりがちなので、レンズが眼に当たっても、なかなか指からレンズが離れないといったことが起きます。指先にのせて、出来る限り接触面積を小さくすると、眼にレンズが移りやすくなります。
ひとまず、この2点を確認してみてください。
「指先は乾かして、できるだけ指先にレンズをのせる」
これで、うまくいくようなら、ひとつ悩みは解消します。
以上、参考になれば幸いです。
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