近視の強い方は、「これ以上、眼が悪くなったら合うコンタクトがないんじゃないか?」っていう不安をお持ちかもしれません。かくいう私も、結構な強度近視です。幸いどのメーカーでも作っている範囲内なので選択肢が狭くなることはありません。ちなみに、-7.00を使っています。
ただ、度数がー9.00を越えてくるとメーカーによっては作っていないところもあります。人によっては「欲しいレンズの度数が作ってなくてあきらめた・・・」っていう例もあるでしょう。使い捨てレンズがなかった時代は、レンズの製作範囲がかなり広くて、オーダーにはなりますが、希望するレンズが手に入っていました。今は、使い捨てレンズが主流ですので、昔と違って、オーダーでレンズを作ったりすることができないんですよね・・・
というのが今まででしたが、時代は進化してます。
なんと!できるようになったんです!!
海外では以前からカスタムメイドの使い捨てって存在していたのですが、日本ではありませんでした。ところが、それをやってくれるメーカーが現れたのです。
それが、国内メーカー SEED です。(最近、とっても元気ですな。)
いまのところ一部ですが、主力の2週間使い捨てレンズが対応できます。
【シード2ウィークピュアUP】
+5.50 ~ +10.00 ← 特注商品 (0.50ステップ)
+0.50 ~ +5.00
-0.50 ~ -6.00
-6.50 ~ -16.00
-17.00 ~ -24.00 ← 特注商品 (1.00ステップ)
ちなみにワンデータイプはカスタムメイドではありませんが、製作範囲は一番広いです。
【シードワンデーピュアUP】
+0.50 ~ +8.00
-0.50 ~ -16.00 (-6.50以上は0.50ステップ)
ここまで、広い製作範囲をもつ使い捨てレンズはないです。(たぶん)使い捨てレンズは海外勢が席巻している状況ですが、このシードは国内生産で海外組に対抗しています。製作範囲を広く持つことで、きめ細かいサポートをして顧客を獲得しようとしているんでしょう。すばらしい~。
このレンズなら、今まで度数が合わなくて使い捨てレンズをあきらめていた方も使えそうです。いい仕事してますな。シードさん!
以上、参考になれば幸いです。
メニコンワンデープレミオが製作範囲拡大です。
2024/10/10より、ワンデープレミオの製作範囲が拡大されたようです。これにより、シリコーンハイドロゲルレンズでは、このワンデープレミオがもっとも製作範囲の広いレンズとなります。(私の記憶では・・・)
以下、拡大された範囲を含めた製作範囲を載せますね
球面度数 +6.00D~+0.25D(0.25D間隔)
-0.25D~-6.00D(0.25D間隔)
-6.50D~-13.00D(0.50D間隔)
2Wプレミオよりも、+度数の範囲が広くなりましたね。+5.00ではなく、+6.00にした理由が良くわからんのですが、他社よりも範囲を拡大させたかったのでしょうか??
にしても、-13.00まで製作できるのは強度近視の方にとっては心強いですね。内面をさわらないスマートタッチで独自性を出しているワンデープレミオ。唯一の国内生産シリコーンハイドロゲルレンズで純国産レンズをアピールで海外でも躍進するといいですね!
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