ずばり!
違います。が、違わない場合もあります。
(全然ずばりではない・・・)
度数にもよりますが、 メガネ度数 > コンタクトレンズ度数 という関係になります。
一般的には、メガネよりもコンタクトレンズの方が度数は弱くなります。例を挙げると、視力1.2のメガネが-5.00だとすると、コンタクトレンズで同じ視力1.2を目指すとー4.50の度数になるということです。これは【あるルール】にしたがって算出されます。でも、絶対そうなるっていうわけではありません。実際に測ってみると、ー4.25で1.2の視力が出たり、-4.75じゃないと出なかったりすることはよくあります。
では、【あるルール】とは何でしょう?
それは【頂間距離補正】というものです。メガネレンズと眼との間には12mm程度の距離が発生しますが、コンタクトレンズにおいては、ダイレクトに眼に入りますのでほぼ距離はありません。このことがメガネとコンタクトレンズとの度数差を生むことになります。それらを補正するためにあるのが頂間距離補正なんです。コンタクトレンズ業界にいて、これを知らない人は、まずいないと思います。それぐらい日常的によく利用するものです。でも、一般の人たちの目に触れることは、それほどありませんので知らない方が大半だと思います。
この頂間距離補正は、メガネ度数でー4.00以上になると必要になってきます。度数が強くなればなるほどメガネとコンタクトレンズとの度数の差が広がります。近視を表わすマイナス度数においては、度数が強くなっていくにつれ、メガネよりもコンタクトレンズの方が度数は小さくなる傾向にあります。
ただ、-4.00未満では頂点間距離補正をする必要はありません。例えば、メガネ度数ー2.00であれば、コンタクトレンズ度数もー2.00となります。これも絶対ではないので、実際に測った値と誤差が生じることはよくあります。あくまでも目安だと思ってください。
ちなみに、遠視を表すプラス度数の場合も+4.00以上は頂間距離補正が必要となります。例えば、メガネ度数+4.00の場合は、コンタクトレンズ度数は+4.25となります。マイナス度数とは逆で、コンタクトレンズの度数は強くなっていきます。
強度近視の方はメガネよりもコンタクトレンズの方が向いていると言われます。メガネのように眼とレンズとの距離が無い分、メガネよりも軽い度数で同じ視力が出たり、物の大きさが縮小して見えるといったことも、コンタクトレンズではありません。なおかつ裸眼と同じ視野を得ることができるので、メガネよりいっそう見えやすいと感じるんですね。こういったところはコンタクトレンズの長所となります。
まとめますと、
『メガネ度数は±4.00未満であれば、コンタクトレンズ度数とそれほど大きくは変わりませんが、
±4.00以上は、度数が強くなるにつれ、大きく変化していきます。』と言えるでしょう。
頂間距離補正表については、検索エンジンで調べるといくつか出てきますのでご参照ください。
参考になれば幸いです。
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