乱視用のコンタクトレンズについているマークって気になったことありませんか?
例えば、こんなマークです。
↓↓↓
下の方に点状の2本線が見えてますね。
乱視用のコンタクトレンズにはたいていこのようなマーク、「ガイドマーク」と呼んだりします。「レンズを装用するときは、このマークの部分を下にして入れてくださいね♪」って説明を受けたことがあるのではないでしょうか?
乱視用のコンタクトレンズは、ある一定の方向で安定しないと乱視矯正の精度が下がります。レンズによっては、そのガイドマークのデザインが違ってたりします。3時と9時の方向についているものとか、12時と6時についているものとか、あるいは、下方向に5時、6時、7時あたりに3本もマークがあったりとか。
写真のレンズは、点状の2本線が下向きに安定すると乱視が矯正されるタイプです。ですので、このマークが3時とか9時とか真横にいってしまうと、乱視矯正どころか逆に余計な乱視を発生させてしまったりします。
となると、装用するときに、きっちり方向を合わせて入れないといけないの?ってお思いでしょうが、実は、マークの方向はある程度気にするぐらいでいいんです。どういうことかというと、乱視用のレンズは、その乱視の軸を安定させるための工夫がされていて、目の中に入れば、必ず一定の方向へ安定するようにデザインされているんですね。写真のレンズであれば、マークを横向きで装用したとしても、まばたきとかで徐々にレンズが回転して、ちゃんと下の位置にマークがくるようになっています。万が一、時間がたっても正規の方向にレンズが安定しない場合、この例であれば、横向きに入れたら横向きのまま安定してしまった場合は、合わないレンズ(相性が良くないレンズ)ということになります。
さきほどの「レンズを装用するときは、このマークの部分を下にして入れてくださいね♪」という説明は、入れた瞬間から見えやすくするための配慮であって、そうでないと乱視が矯正されないという意味ではないんですね。横向きに入れてしまった場合は、レンズの位置が安定するまでは、ぼやけて見えにくくなるので、なるべく正規の方向で入れましょうってことなんです。
いつも、入れる方向を気にし過ぎている方に、上記のようなご説明をすると、「えっ!初めて知った!」という方が多いですね。決して間違いではないです。最初から正規の方向で入れるのは良いことです。ただ、そのガイドマークを見つける作業にすごく時間が掛って面倒になっているようなら、ちょっと楽になる情報かなって思います。
面倒な方はとりあえず適当に入れて、しばらく瞬きの量をパチパチと多くすれば数分で安定してきますよ。
以上、参考になれば幸いです。
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