コンタクトレンズの箱に書いてある「BC」という文字。
これは「ベースカーブ」と言って、レンズのカーブを表します。
使い捨てのソフトレンズにおいては、だいたい1つ、ないしは2つのBCを持っています。
例えを挙げると、2ウィークアキュビューという2週間交換タイプのレンズがありますが、
この商品は、BC870とBC830という2つのBCを持っています。
数字の大きい方の「870」がゆるいカーブ、
小さい方の「830」がきついカーブという解釈となります。
それで、どういったカーブが自分の眼に合うかというと、
これは、角膜の曲率を機械で測って、実際にレンズを眼に入れてみないとわかりません。
ただ、商品ごとにイニシャルレンズといって、
ファーストチョイスするレンズがだいたい決まっています。
例に挙げている2ウィークアキュビューにおいては「870」がファーストチョイスとなります。
入れて大きくずれるようなら「830」を入れてみる、という感じで合わせていきます。
これは自己判断できませんので眼科の先生が決めていくようになりますね。
では、BCごとにコンタクトレンズを分類してみましたので参考にしてください。
【BC 830】
2ウィークアキュビュー、アキュビューアドバンス、メニコンプレミオ
【BC 840】
メダリストプラス、アキュビューオアシス、エアオプティクスEXアクア
【BC 850】
ワンデーアキュビューモイスト、ワンデーアキュビュートゥルーアイ、ワンデーアキュビューディファイン、ワンデーアキュビューモイスト乱視用、メダリスト66トーリック
【BC 860】
メニコンアテンション、メニコンプレミオ、メニコンワンデー、マジックワンデー、メニコンアテンショントーリック、メニコンプレミオトーリック、メダリストワンデープラス、メダリストワンデープラス乱視用、メダリストⅡ、メダリストフレッシュフィット、ロートモイストアイ、バイオフィニティ、バイオメディクス、シード2ウィークピュア、デイリーズアクア、デイリーズアクアトーリック、アキュビューオアシス乱視用、エアオプティクスアクア、エアオプティクスアクア遠近両用
【BC 870】
メダリストプラス、2ウィークアキュビュー、アキュビューアドバンス、ロートIQ14、ロートIQ14トーリック、ワンデーアクエアトーリック、ロートモイストアイ乱視用
【BC 880】
アキュビューオアシス、ワンデーピュアUP、ワンデーピュアUP乱視用
【BC 900】
ワンデーアキュビュー、ワンデーアキュビューモイスト、ワンデーアキュビュートゥルーアイ、メダリストプラス
コンタクトレンズ全種類ではありませんが、
だいたい有名どころのレンズを思いつく限り載せています。
BC860を持っているレンズが多いですよね。ワ
ンカーブしか持っていないのが普通ですが、
アキュビューシリーズやメダリストプラスなんかは、数種類カーブを持っています。
根強い人気のメダリストプラスは、BC900、870、840と3種類もあります。
結構初めの頃に発売されたレンズですが、長年売れ続けているっていうのは、
やっぱりそれだけユーザーに支持される良いレンズなんでしょう。
調子が良かったら種類を変更することってそうそう無いですからね^^
ご自身の使われているレンズがどういったBCなのかを知っておくことは、
レンズを購入するときや種類を変えるときに役に立つと思います。
特に複数のベースカーブを持つレンズをお使いなら覚えておいたほうがいいですね。
ただ、ベースカーブが同じだからといっても適合しない場合もあります。
レンズサイズやレンズ素材も関係しますので、
BCだけを判断基準にしないでくださいね。
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