最近、中国メディアの環球時報が、日本におけるコンタクトレンズに関する興味深い記事を掲載しました。その内容をまとめてみます。
学生時代から変わる「印象」
記事では、学生時代に眼鏡をかけていた日本人女性が社会人になってコンタクトレンズに切り替えた例を挙げています。その女性は「特別な理由はないけど、職場の雰囲気的に眼鏡は合わない気がした」と話しています。こうした感覚が、多くの人が眼鏡からコンタクトへ移行する背景にあるようです。
春に増えるコンタクトデビュー
ある日本の目薬メーカーが行った調査では、春の新生活シーズンにコンタクトレンズを始める人が多いことが分かりました。また、利用者の約8割が「コンタクトは恋愛や仕事、学校生活に良い影響を与える」と感じているとのことです。その理由として、次のような利点が挙げられています。
- アイメークが映える
- スポーツ時に便利
- 視界がクリアで効率アップ
一方で、「異物感やドライアイ、疲れ目など目のトラブルが増えた」と答えた人も約半数に上り、課題も少なくないようです。
職場での「眼鏡問題」
日本でコンタクトレンズの着用者が多い理由には、職場での眼鏡に対するイメージや安全性が関係していると記事は指摘しています。たとえば、航空業界ではパイロットや客室乗務員の視力基準が「コンタクト矯正で1.0以上」とされており、眼鏡よりコンタクトが求められる状況があるそうです。また、看護業界では眼鏡が「壊れやすい」「金属製品」と見なされ、避けられる傾向があるとしています。
イメージが左右する職場文化
さらに、百貨店の化粧品売り場や一部企業の受付係では、「化粧が見えにくい」「鼻に跡が残る」などの理由で眼鏡が禁止されていたこともあったそうです。これらの規定は2020年ごろには廃止されたものの、いまだに「眼鏡をかけない方がいい」という考えが残る職場もあるとのこと。特に女性だけが眼鏡を禁止されるケースもあり、これが性差別の問題として注目されることもありました。
若者と子どもの傾向
若い世代ではコンタクトの利用が増えている一方で、子どもの場合、健康や安全性を重視して眼鏡を選ぶ親が多いといいます。日本眼科医会の調査では、コンタクトの使用率は小学生で0.3%、中学生で8.7%、高校生でも27.5%にとどまっています。一方、若い世代でもファッションアイテムとして眼鏡を使う人が増えており、自宅でリラックスするときや目が疲れたときは眼鏡を選ぶ人も多いそうです。
この記事から、日本におけるコンタクトレンズの選択は、単なる利便性だけでなく、職場文化やイメージ、健康への配慮といったさまざまな要因に影響されていることが分かります。眼鏡とコンタクト、それぞれのメリットを上手に活用するのが大切ですね。
「職場で眼鏡はダメって言われた」っていうお客さんが以前は割といましたね。最近は、ドレスコード廃止とか、そういった規制緩和のムードはあるものの、確かに、看護師さんとか、保育士さんとか、和装関係の方とか、美容部員の方は、メガネよりもコンタクトレンズのほうが便利です。
これから、年金引き上げや、雇用年齢の延長とかで仕事をする年齢が伸びていく中、視力はとても重要です。遠近のコンタクトレンズはもっと需要が高まる可能性がありますね。カラコン遠近、乱視用遠近、こうした分野も伸びていくでしょう。
やっぱり、眼鏡の鼻あての跡気になりますよね。
眼鏡の跡が残りにくくなるツール ← こんなのありますよ。
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