この計算式。ちらほらと見かけます。
コンタクトレンズ量販店のサイトとか、通販サイトとか。
コンタクトレンズ度数の目安を計算できるという式です。
この計算式に基づいて表にすると、
定数 | 裸眼視力 | CL度数(D) |
0.4 | 0.02 | -20.00 |
0.4 | 0.04 | -10.00 |
0.4 | 0.06 | -6.67 |
0.4 | 0.08 | -5.00 |
0.4 | 0.1 | -4.00 |
0.4 | 0.15 | -2.67 |
0.4 | 0.2 | -2.00 |
0.4 | 0.3 | -1.33 |
0.4 | 0.4 | -1.00 |
0.4 | 0.5 | -0.80 |
0.4 | 0.6 | -0.67 |
0.4 | 0.7 | -0.57 |
0.4 | 0.8 | -0.50 |
0.4 | 0.9 | -0.44 |
0.4 | 1.0 | -0.40 |
0.4 | 1.2 | -0.33 |
0.4 | 1.5 | -0.27 |
0.4 | 2.0 | -0.20 |
と、なります。
私の経験から言いますと、この計算式は目安にしない方がいいと思います。コンタクトレンズの装用者は、裸眼視力が0.1以下の人の方が多いですが、目を細めると見えやすくなったりとか、調節が多少できてしまいます。なので、裸眼視力ってあいまいなんです。このあいまいな、ブレブレな基準で計算すると、かなり乱暴な数字が出てきます。
私の勉強不足だったら申し訳ないのですが、この計算式の出展元がわからないです。少なくとも、30年以上業界にいるのですが、こうした公式を習ったことが無いのです。どえらい先生が言ってたりするのですかね??絶対に言い出しっぺの方がいらっしゃるとは思うのですが・・・。
それと、合わせて精度も確認しておきます。裸眼視力0.1以下の方がコンタクトレンズ装用者には多いと先ほど触れましたが、0.1以下の値がおおざっぱすぎます。0.04で-10.00・・・さすがに強すぎます。やっぱりこの計算式は使わない方がいいんじゃなかと思います。これによって変な先入観が形成されると、眼科での検査結果に疑問を持ってしまう可能性があります。個人的には目安にもしない方がいいと思います。
メガネをお持ちであれば、その度数が参考になります。JINSさんとかで買ってると、アプリで度数が見れたりします。そのほうがいいです。ちなみに、コンタクトレンズとメガネは度数が違うので、あくまで参考程度にしてくださいね。
以上、参考になれば幸いです。
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