ずばり、ワンデーですよね。
これで終わりだと意味ないので、もうちょっと深堀してみますと、ワンデーでも素材によって優劣があるようです。帝京大学眼科学講座の三村達哉准教授は、ソフトコンタクトレンズ（SCL）の種類別に黄砂接着性を検証していて、中でも「Verofilcon A」素材のワンデーは有効とのこと。
一般的にシリコーンハイドロゲル素材はたんぱく質がつきにくいといわれていますが、この「Verofilcon A」も同素材のワンデーです。アルコンから発売されている「プレシジョンワン」というレンズが該当します。
三村准教授は、「Etafilcon A」という従来素材のワンデーとの比較において、黄砂のレンズへの接着性が「Verofilcon A」のほうが「Etafilcon A」よりも低いという研究結果を発表しています。「Etafilcon A」はJ&Jのワンデーアキュビューの素材です。シリコーンハイドロゲル素材との比較ではないので、他の同素材レンズでの結果がどうなるかは不明です。
ただ、アルコンのレンズの特徴として、レンズ表面がぬるっとしていますが、これがひょっとすると黄砂や花粉などの付着物の減少に役立っているのかもしれません。個人的な意見ですが。黄砂や花粉でお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。
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