ワンデーレンズの表裏って、なかなか見分けがつかないレンズも結構あります。特に柔らかいレンズは、プロの目から見ても「?」っていうもあります。これが、同じ箱の中のレンズなのに見分けがつきにくいものもあったりしますからね。厄介な時もあります。
さて、表裏の見分け方って、それほどたくさんの種類があるわけではありませんが、ざっとおさらいしておきますと、
①人差し指に乗せたレンズを真横から見て形を判別。
②指に乗せたレンズを2本指でつまんで形を判別。
代表的なのはこの2種類ですね。上記の図はアルコンのHPから抜粋しました。
これ以外の方法としては、レンズのマークを確認する方法があります。当たり前ですが、マークが入っているレンズでないと判別できませんのでご注意ください。J&J、メニコン、シードはマーク入りが多いですが、商品によって、あるもの無いものがありますので全品に入っているわけではありません。
こうした表裏の判別が不要になっているワンデーレンズも登場しています。それがメニコンのワンデープレミオとマジックワンデーです。
表裏判別が不要ってどういうこと?
不思議ですよね。リバーシブルか?って思ったりもしますがそうではないようです。表のままで容器で収められて、なおかつ容器内でひっくり返らないようにできているって感じです。
この独自の技術を「スマートタッチ」っていう言い方で宣伝していますね。
こんな感じです。
メニコンワンデープレミオ紹介ページ(公式)より抜粋
これであれば、表裏を確認する必要がありませんので問題解決です。ただ、ちょっとパッケージ形状が特殊なため取り出しにくいって話もありますので、ちょっとコツと慣れは必要でしょうね。でも、慣れるとかなり素早く装着できますので朝の時短にはなります。
表裏を見分けず入れたらどうなるのか?
はい。個人的には8割くらいの確率で「表」装用ができると思います。そもそも、レンズは凸部分が下向きで容器内に収納されています。そのまま保持できていれば、そのまますくって装着すれば表です。ただ、容器内で動いで反転している可能性もあります。
万が一、「裏」装用してしまった場合は、異物感があったり、なんかズレ気味だったり、見えにくかったり、いわゆる違和感が出てくることが多いです。それであれば、ひっくり返して入れ直して問題なければ、さっき入れたのは裏だったんだな~っていう結論です。
ちょっとギャンブル的な要素がありますが、面倒くさい方はきっとこうしている事が多いのではないかと思っています。そうそう、再度装着し直す時は、容器の中の液体ですすいでから再装用してくださいね。でないとゴロゴロすることがありますので。ただ、しばらく時間が経って(30分とか)外したレンズはワンデーの場合再装用できませんのでご注意ください。
まとめ
コンタクトレンズ表裏の見分け方について解説してきました。
- 横から見て判別する方法
- つまんで形状から判断する方法
- マーキングを確認する方法
- スマートタッチに変えてみる
- 一か八か入れてみる方法
私はもう何十年とレンズを観察していますので、ほぼ一瞬で判断できる目ができてしまっていますが、使い始めの方はわかりにくいことも多いかと思います。この解説した中で100%間違いのない判別方法は「マーキングを確認する方法」しかありません。心配な方は最初からマークがついているコンタクトレンズを選択すると安心でしょう。
以上、参考となれば幸いです。
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