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コンタクトレンズの水分量と乾燥との関係

お役立ち情報

コンタクトレンズの主流は、今や使い捨てのソフトレンズです。

ソフトレンズは、名前の通り水分を含んだ柔らかいレンズです。

この水分を含む量の事を【含水率】と言います。

 

例えば、ジョンソン&ジョンソンの2ウィークアキュビューという商品がありますが、

この含水率は58%となっています。

素材に58%の水分が含まれているという事になります。

 

水分を含むということで、乾燥しにくいっていうイメージを抱きがちですが、

実際のところ、水分を含む量が多いほうが乾燥しやすくなります。

この部分を誤解されている方が多いようですね。

 

水分多い=みずみずしい=うるおいがある=乾燥が少ないのでは?

っていうイメージは理解できますが、

一般的には含水率の高いレンズのほうが乾燥しやすい傾向にあります。

 

ただ、素材は日々進化していまして、

含水率が高くともドライアイに有効っていうレンズも登場してきています。

クーパービジョンのプロクリアというワンデータイプがありますが、

FDA(米国食品医薬品局)から、

コンタクトレンズ装用時に見られるドライアイ症状に対して、

改善効果を公式に謳うことが認められています。

これからどんどんこういったレンズがでてくるでしょうね。

(つい最近もボシュロムからバイオトゥルーっていう類似のレンズ出ましたね)

 

さて、それではここで、良く見かけるコンタクトレンズ(メジャーなやつ)が、

どれくらいの含水率を持っているのか比較してみましょう。

 

2週間交換型使い捨てタイプ

・メダリストプラス             38.6%

・2ウィークアキュビュー          58%

・アキュビューオアシス(si)   36%

・エアオプティクスアクア(si)    33%

・メニコンプレミオ(si)       40%

 

1日使い捨てタイプ

・ワンデーアキュビュー             58%

・ワンデーアキュビューモイスト         58%

・ワンデーアキュビュートゥルーアイ(si) 46%

・メダリストワンデープラス           59%

・ワンデーピュアUP              58%

・デイリーズアクア               69%

 

※Siとは「シリコンハイドロゲルレンズ」

 

通販などで良く見かけるレンズをピックアップしてみました。

まずは、2週間タイプですが、Siって書いてあるのは、

上記にもありますように、シリコンハイドロゲルレンズを示しています。

どういうレンズかは割愛させていただきますが、

シリコンハイドロゲルレンズって何?っていう方は検索してみてください。

いっぱい出てきます^^

 

この中で含水率の一番高いのが2ウィークアキュビュー。

一番低いのがエアオプティクスアクアとなりますね。あくまでこの中で、という前提です。

どちらが乾燥しにくいかというと

 

2ウィークアキュビュー < エアオプティクスアクア となります。

 

ワンデータイプにおいては、この含水率は拮抗していますが、一番高いのはデイリーズアクア。

一番低いのがトゥルーアイってことになります。

どちらが乾燥しにくいかというと

 

デイリーズアクア < トゥルーアイ となります。

 

 

ここで挙げた例は、理屈で見るとこうなりますよっていう例です。

ベースの知識としては正しいので、こういう傾向にあるというのを知っておいてください。

ただ、実際のユーザーが使った感想や評価というのがこの通りにならないことが多々あります。

 

2ウィークアキュビューの方がメニコンプレミオよりも乾燥しにくい!とか、

トゥルーアイよりもワンデーアキュビューモイストの方がいい!とか・・・

これにはいろんな複合的な要素が絡んできます。

それは、またの機会にお話しします。

 

今回は、含水率と乾燥についての話でした。

 

 

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