遠近のコンタクトが合いませんがどうしたらよいでしょうか?

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よく聞きます。こうしたお悩み。

遠近のコンタクトレンズが合わない理由を考えてみますと、

・乱視がある。

・何かはっきりしない。

・思ったほど見えない。

ざっくり挙げるとこんなもんでしょう。

「乱視がある」については、その程度にもよりますが、ソフトレンズにおいては乱視矯正があまりできません。日本では今のところ、乱視と老視が両方矯正できるコンタクトレンズがありません。ハードレンズにおいては、乱視は自動矯正してくれますので概ね大丈夫なのですが、乱視の方向や、角膜形状によっては、レンズが不安定になり期待するほど視力が上がらない場合があります。

「何かはっきりしない」については、遠近特有の見え方というのがありまして、装用初期ではピントが瞬時に合わないということもあり、慣れというものが必要となります。ジッと見てると後からピントが合ってくる感じです。慣れてくるとそのあたりのタイムラグが短くなってくきます。ただ、このタイムラグが不快な方もいて、合わないっていう結論に至る場合もあります。また、通常のコンタクトよりも、見え方のはっきり感とでもいいましょうか、それが悪くなります。よくコントラストが低下するという表現を用います。これも合わない要因の一つとなります。

「思ったほど見えない」、これは使用する方の期待値が高ければ高いほど、こういった感想になります。検査する側としては、十分良く見えているのに、本人としては見えていない。こうしたギャップはよくあります。あらかじめ、自分がどの程度の遠くの視力が欲しいのか、近くの視力が欲しいのかを明確にしておくことで、検査する側も、遠近が向いているのか、向いていないかを結論づけやすくなります。自分の希望を明確にしておくことが大事かと思います。ちなみに、遠くは1.5、近くは針の穴に糸を通すことができるくらいっていう希望をお持ちであれば、正直、遠近のコンタクトは厳しいと思ってください。

遠近以外の良い方法はないの?

昔は、遠近のコンタクトレンズなんてありませんでした。そのころは、コンタクトレンズの上から老眼鏡をかけて近くを見るっていう方法が主流でした。それと、もうひとつ、よく使用されていた方法があります。

それが、 モノビジョン法 です。

簡単に説明しますと、片眼を遠く用、もう片眼を近く用に度数を合わせて、両目で見た時の見える範囲を広げる方法です。左右の見え方にわざと差をつけることによって見えやすくしようっていう目論みです。

この方法は、今でもよくされています。むしろ、遠近のコンタクトレンズを使用する前にこの方法で使っている人の方が多いかもしれませんね。それだけメジャーな調整方法です。レンズの種類も変えることなく、度数を片眼変更するだけで事足りますから簡単です。

また、評価も上々で、ある臨床データによると、約80%近くの方々がモノビジョン法を取り入れることで見え方が改善したという結果もあります。もっとも手軽な老眼対策と言ってもいいんじゃないでしょうか?

欠点としては、見え方に左右差が生まれますので、それが気になる方はいます。左右差があると遠近感がつかみづらくなるという話も聞きます。これも、左右の視力差が小さければ小さいほどそういった不満は生まれにくくなるので、不自由に感じない範囲で、かつ、もっとも左右差の少ない視力での度数選択ができると高確率でうまくいくのではないかと思います。

遠近のコンタクトレンズがどうしても合わないという方で、もし、このモノビジョンという方法を試したことがなければ、一度やってみても良いのではないかと思います。それでもダメなら、ごめんなさい、メガネと併用するのがベストだと思います。

以上、参考になれば幸いです。

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